男 が着物を縫うから 『男仕立て』と、 思われがちですが、実はその語源は
縫う時のスタイルにあります。

女性の場合、多くは正座で和裁をされると思い ますが男仕立ての場合には、
“あぐら ”をかいて仕立てをします。もちろん女性が縫った場合でも
男仕立てとされています。


よって当然裁板もそれなりに低い仕様になっています。板の高さは大体
15㎝く らいでしょうか?(私のを基準にしました)
メリットと言えば、文鎮 かけはり器 くけ台等を使用せずその役目を自分の
足でするので、応用が利く事です。 
縫う時は、あぐらをかいた左足で布を挟み引っ張って縫っていきます。
こうする事で 微妙な布の張り具合や、質感等を体で感じ取る事ができるので す。
器具を使わないのでその分縫うスピードにも影響があると思います。
       
仕立ては各個人々によりさまざまなスタイルがあり、一概にはこれが正しい縫い方
というのはありませんが、私が思うのには、その人が、一番やりやすい方法が
その人にあった縫い方だと思います。

ただ、色々な人のアドバイスや、研究次第では一枚縫い上げる時間も
大幅に短縮されると思います。

要するに、人の仕事を盗むと言うのでしょうね。私も以前は師匠から
良く言われて来ました。
男仕立ての由来については、リンク先の沢田和服裁縫所の方で
詳しく述べてあります。